「白湯が便秘に効くかどうか知りたい!」
この記事はそんなあなたのための記事です。
- 気がつけば、もう何日も出てない…
- 少し出たけど、すっきりしなくてお腹がまだ張ってる…
- コロコロ固くて出にくい…
- 毎日出てくれたら気持ちもスッキリするのに…
多くの女性が悩む、便秘のツライ症状、不快感。あなたにもこんな経験ありませんか? 「すっきりお通じが出ない」というだけで、朝から気分もお腹もどんより、一日のスタートにも気分にも大きく影響しますよね。
すっきり便秘を解消させるために、あなたはどんな方法をとっていますか? 例えばこんなこと?
- 食物繊維の多い青汁を飲んでます!
- 野菜をたくさん食べてます!
- お腹をマッサージしてます!
- 朝1杯のコップの水を飲みます!
いろいろな方法で便秘解消を試みている方も多いかと思います。しかし、忙しいとついつい野菜が十分に摂れなかったり、毎月の青汁の購入費用がかさんできたり、先が見えない便秘解消法に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そんな、便秘についての記事を書いている私も以前は「あれ? 前はいつでたかなぁ???」なんてことは当たり前。あまりに我慢しすぎて、ためすぎて、うぉ~と、うなってしまうくらいにため込むことも日常茶飯事でした。
今回は、ダイエットの専門家であり健康科学士として長年ママ達の姿勢と健康のサポートをして私が、手軽にできる便秘解消の「白湯」について書いていきます。この記事を読むことであなたは、
- 便秘を解消する「白湯」についてわかり、便秘に関する悩みが解消されます
- 便秘解消に向けて、まず何をすべきか、そして長期的だが、日々気をつけることが分かります
- 便秘以外にも健康、美容、ダイエット効果など、メリットを知ることができます
- そして、便秘の悩みとストレスから解放され、生き生きとした生活を過ごせるようになります
ぜひ「白湯」を味方につけて、ダイエット成功のための第1歩を踏みだしてみてくださいね!
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Contents
便秘のメカニズム、白湯が便秘に効く理由
そもそも、どうすれば便秘は解消できるのでしょうか? よく「食物繊維がいいから野菜をいっぱい食べるといい」「青汁がおすすめ」「水分をしっかりとったらいい」と聞きますよね。私自身も、水分が大切なのはよくわかっていたのですが、その中でも温かい水「白湯」を飲むことでより便秘が改善し、毎日のお通じがスムーズになったのです。
まず、便秘のメカニズムと、なぜ白湯が便秘に効くのかをお伝えしていきます。
便秘のメカニズム
便秘とはラテン語で「constipatus」。「圧迫する・集まる・詰める」という3つの意味があります。つまり、お腹の中に便がたまり、排泄が困難になっているということ。大腸には内側の壁に繊細な神経や筋肉があり、通常はぜん動運動と呼ばれる波状運動を繰り返しながら、大腸の中にある中身を肛門に向かって運び出しています。
その移動距離、なんと1.5メートル。大腸では、1日約1,500mlの小腸で栄養吸収して残った粥状の液体を受け入れて、分節運動と呼ばれる大腸の内容物を切り分ける運動と、ぜん動運動と呼ばれる波状の運動で、直腸に向かって運ぶ間に、水分を吸収して、形のある便にしていきます。
直腸に溜まってきた便が、直腸の壁を伸ばす刺激が起こると、神経反射で便意が起こります。この一連の流れが正常に行われないと、大腸内の便が滞り、便秘となるわけですね。この滞った便は、体温の中で腐敗して、夏に放置していた生ごみのようになっていくのです。腐敗した便は長く滞在することで水分がどんどん吸収されて固くなるだけでなく、有毒物質も生み出していくのです。
これがにきびや吹き出物の原因になっていたり、アレルギーの原因になっていたりもします。
私自身、長年のアトピー肌で悩んできましたが、便秘の解消でかなりの改善が見られました。腸粘膜の状態はお肌の状態と同じなので、お肌がガサガサになっているということは、腸の皮膚もガサガサになっているのです。腸内環境を整えて便秘を解消することで、美容や健康の秘訣にもなるのにはこのあたりのことも関係しているんですよね。
最終的に、小腸で栄養分を吸収したカスと、大腸内にいた腸内細菌の死骸や腸内壁の新陳代謝で剥がれ落ちた細胞を集めて便にしています。順調に便が、運び出されれば問題ないのですが、なかなか運び出されず、大腸の中に長時間とどまってしまっている状態が便秘といわれる状態というわけです。
白湯が便秘に効く理由
では、白湯はなぜ便秘によいのでしょうか? そもそも白湯は水を温めたものですから、まずは、「水を飲むこと」の大切さについて知っておきましょう。
体の約60~80%は水分です。これはみなさんよくご存じの方も多いでしょう。口から入った水分は小腸で吸収されて体液に取り込まれます。
全身を巡る体液が行う役割は、下記の3つ。
- 酸素や栄養を全身に送ること
- 体温を調節すること
- 新陳代謝がスムーズに行われるよう保つこと
水分をしっかり摂るということは、体にとって重要なことです。水分を摂ることは、体の巡りを良くし、新陳代謝を良くすることにもつながるからです。私たちの体に必要な水分は1日2.5リットルから2.8リットルですが、飲料として摂ってもらいたい目安は、1日1.2~1.5リットル。
理想の水分摂取量は体重×30mlを目安に計算してみてくださいね。排泄(尿・便)や皮膚や呼吸による不感蒸泄(ふかんじょうせつ)で1日約2.6リットルの水分が失われます。なので代謝を上げるためにも飲料による水分摂取はとても重要になるのです。
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水分を摂ることの効果は
- 新陳代謝の促進
- 解毒作用
- 鎮静作用
- 利尿・排便作用
- 血液循環作用
などです。
気をつけたいことは、水分はお茶やコーヒーなどでなく、やはり水がオススメということ。お茶やコーヒーなどはカフェインが入っているので、離尿効果が促進されてしまうこともありますし、糖分など余分なものが入っていると、腎臓に負担をかけてもしまいます。
そして、ダイエットをより効果的に行いたい人は水よりも白湯がオススメです。白湯は体温上昇が見込め、代謝も促進しやすくなることが期待できるんですよ。
水分をしっかり摂ることで、小腸で吸収された残りの水分は大腸で、水分を巻き込みながら便をつくっていくので、水分を摂ることが、便秘の解消となるのです。水分摂取を白湯にすることで、腸内が温められることになり、腸内細菌の善玉菌は働きやすくなりますし、宿便もはがしてくれる効果もありますよ。
そして、一般的には便秘には大きく分けて3種類あります。
- 弛緩性便秘
- 直腸性便秘
- 痙攣性便秘
です。多くの女性が悩んでいるのは弛緩性便秘で、便が固形になる材料自体が少なく、詰まって出にくくなっている便秘です。腸の筋肉自体が乏しくなっていたり、食事の量が少ないことが原因なので、解消するためには、水に溶けない不溶性の食物繊維を摂ることが不可欠です。
たとえば、野菜やきのこ、海藻、豆類、いも類などで食物繊維を摂取できます。
その上で、便秘により大腸から再吸収されてしまう水分を補うためにも水分摂取を積極的に行うこと、さらに温かい白湯により温められる効果で、便秘の解消につながります。白湯を飲んで便秘解消するのは、こういうわけですね。
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白湯の正しい飲み方とママにおススメの飲み方
さて、それではここからは「白湯の正しい飲み方とママにおススメの飲み方」についてお伝えしようと思います。
アーユルヴェーダ式の白湯の正しい飲み方
「白湯の正しい飲み方」とはどんな飲み方でしょう?
インドのアーユルヴェーダでは白湯を飲むことは自然知性に従うこととし、大切な知恵だと言っています。
白湯の作り方としては、
- 水をやかんに入れて強火で沸かします。換気扇は回しておいてくださいね。
- 沸騰したらフタを取り、火をゆるめて10~15分沸かす。
- すこしさませば完成です。
すぐに飲まない場合は、保温ポットや水筒に入れて保存しましょう。
アーユルヴェーダでは電気ケトルでは白湯を作ることができないといわれていますが、冷たいものを飲むよりは電気ケトルで100度まで沸騰させたお湯を飲む方がよいともいわれています。温め直しはNG。10~15分沸かすことが秘訣です。
わ~大変。ウォーターサーバーで白湯飲んでるのは意味ないの? って思った方はいませんか? これはあくまでも、アーユルヴェーダでの作り方と思ってもらっていいのではないかと思います。
大切なのは毎日続けることで、体に影響し、体質が変わっていくこと。白湯という温かい飲み物がもたらしてくれる効果は、ウォーターサーバーの白湯でも、温めなおした白湯でもあります。忙しいママだからこそ、簡単に手抜きで続けられる方が大切ですし、子育てにも余裕が生まれ、お子さんに愛情を注げるといいですね。
白湯の飲み方のポイント
飲み方のポイントとしては
- 朝起きて目覚めに飲む
- 食事をしながらすするようにゆっくり飲む
- 朝作った白湯をポットに入れて日中に飲む
- 散歩の後に飲む
などがあります。ですが、一番のオススメは、朝一の白湯です。朝、目覚めたときははからだがとても冷えています。そこに温かい白湯を飲むことで、全身が温まり、代謝が上がり、からだの機能がスムーズに動き始めます。胃腸の消化力も自然と高まりますので、一日体温維持しやすくなります。
朝一番の白湯は少し熱めの70~80度がオススメといわれています。からだを冷えにくくするためにも、こまめに白湯を飲むことも効果的です。胃腸が温まり、代謝がスムーズに行われ、便秘にも効果大です。目覚めも良くなり、1日を快適に過ごすことができますよ。
ふだんから怒りっぽい人、イライラしがちな人は少しぬるめの40~50度がオススメです。また、皮膚に炎症がある時や熱が出ているとき、下痢をしているときなども、ぬるめがオススメです。病気もちの人は食事中にしっかり白湯を飲むとよいです。
太りやすい人、食欲がないのに体重が落ちない人も食事中に70~80度の熱めの白湯を三度の食事中に飲んで体を温めるとよいですよ。日中の眠気がある人は、食間にも白湯を飲むこともオススメします。
ダイエット中のオススメは、朝一番に1杯、三度の食事中に1杯ずつ白湯を飲むのがオススメです。さらにダイエットのステージを上げる際には食後、数分休んだら15分ほど軽くぶらぶらと散歩して、帰ってきて100~150ccの白湯を飲むのも効果的です。
産後のママは赤ちゃんが優先でなかなか時間が取れないと思うので、朝いちで白湯を飲んで、残りを水筒に入れてお散歩や食事の合間にも飲める工夫ができるといいですね。
また、食事中に飲む白湯は、白湯が消化を助けてくれるので、体の消化力が弱っている人にオススメです。
白湯を飲むタイミングですが、
- 起床時に1杯
- 三度の食事に1杯ずつ
- 食間で1杯ずつ(10時、15時)
- お風呂の前後で1杯
1杯200ミリリットルずつ8回のむと1.6リットル飲みます。白湯が苦手な人は、下記のアレンジ白湯を参考にしてもらったり、ハーブティーやルイボスティーなどのカフェインレスの飲み物をオススメします。
白湯を飲むときに気をつけること
排出能力が高くない方や普段あまり水分を摂らない方は、急に水分をとると、逆にむくみの原因になったり、ナトリウム欠乏症になり、てんかんの症状が出てしまうこともありえます。
自分の体調の変化をよく観察しながら、少しずつ量を増やしていきましょう。白湯が飲みにくい人は、常温の水でもよいと思います。冷たい飲みものは、せっかく白湯で温まって代謝の上がったカラダを冷やしてしまいますので、注意しましょう。
白湯をもっと楽しむアレンジ方法
ではここからはアレンジ白湯レシピをお伝えしていきますね。
ショウガ白湯
ショウガは冷え性の改善や疲れをとったり、毒だしの効果がありますので、消化力を高めるためにオススメです。
*オススメな人*
- 胃もたれしがちな人
- やせたい人
- 冷え性の人
- 体がだるい人
など
*飲まない方がよい人*
- 胃腸の病気がある人
- 体がほてっている人
材料(コップ7杯分)
- 水1リットル
- ショウガのスライス2~3枚
作り方
- 水とショウガをやかんに入れてフタをして強火で沸かす
- 沸騰したらフタをとり火を弱め10~15分沸かす
- 完成
食事中に飲むのがオススメです。
塩レモン白湯
浄化力の高い塩とレモンの組み合わせで、排泄をスムーズにしてくれます。
*オススメな人*
- 便秘で悩んでいる人
- 吹き出物に悩む人
- 疲れる人
- 気分をスッキリさせたい人
など
*飲まない方がよい人*
- 胃腸の病気がある人
材料(1人分)
- レモン数滴
- 塩 一つまみ
- 水(白湯1杯分)
作り方
- 水をやかんに入れてフタをして強火で沸かす
- 沸騰したらフタをとり火を弱め10~15分沸かす
- 完成した白湯をコップに注ぎ、レモンと塩を入れて完成!
スパイス白湯
消化力を高めたい人は黒コショウ、クミン、コリアンダーをブレンドすることで相乗効果が増し、冷えの改善も期待できます。
*オススメな人*
- 胃もたれしがちな人
- やせたい人
- 冷え性の人
- 肌荒れが気になる人
- 食欲がない人
*飲まない方がよい人*
- 胃腸に病気がある人
- からだがほてっている人
材料(コップ7杯分)
- 黒コショウの粉末2~3つまみ
- クミン(種)小さじ1杯
- コリアンダー(種)小さじ1杯
- 塩 少々
- 水1リットル
作り方
- 水をやかんに入れてフタをして強火で沸かす
- 沸騰したらフタをとり、黒コショウ、クミン、コリアンダー、塩を加えて3分沸かす
- スパイスをこして完成!
食事中に飲みましょう。
大麦白湯
毒素の排出、血液サラサラ、美肌効果も。
*オススメな人
- むくみやすい人
- やせたい人
- イライラしがちな人
- 便秘の人
*飲まない方がよい場合*
- 夜6時以降(利尿効果があるため)
材料(コップ9杯分)
- 丸麦 ひと握り
- 水 1.2リットル
作り方
- 水と丸麦をやかんに入れてフタをして強火で沸かす
- 沸騰したらフタをとり火を弱め10~15分沸かす
- 丸麦をこしたら完成!
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まとめ
白湯の効果はいかがでしたか? たかが白湯、されど白湯。ですが、毎日継続的に続けることで効果が感じられることでしょう。白湯はしっかり沸かすことで、体に負担をかけずに取り込め、温まることで代謝も上げてくれる、簡単ダイエットの味方です。
食べる”ほど”に痩せるベルラスダイエットは、9大栄養素(ホールフード)をしっかり3食で摂ることをトレーニングしていくダイエットです。水分摂取も毎日しっかり取り入れたい栄養の1つです。
忙しいママも、痩せたいあなたも、体質改善したいあなたも、まずは始めてみてはいかがでしょう。毎日の習慣が体を変えていきます。あなたのダイエットの成功を心から応援しています。楽しく、ダイエットにぜひ取り入れてみてくださいね。
<参考文献>
- 生理学(佐藤優子・佐藤昭夫・山口雄三 医歯学出版)
- よくわかる解剖生理(竹内修二 医学芸術社)
- 朝の一杯 白湯を飲むだけ健康法(中村誠 株式会社日本文芸社)
- ベルラスダイエットテキスト(一般社団法人Belle Life Style協会)
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